2011年7月13日水曜日

梅雨も明け夏本番

一面冬景色の震災当時から早4ヶ月が経過した。
当初120名を超えた避難者も、やっとのことで全員の行き先が決まった。
多くが仮設住宅とはいえ、みんなの表情も安心感に満ちている。
東北も今年の梅雨は集中的な雨も少なく、雨水災害の心配がなかったのは良かった反面、この臼澤の地自慢でもある「沢水」が乏しくなってきた。
雨よ降れ!とも願ってしまうこのごろである。
ともあれ東北も梅雨があけたと同時に夏本番。夕刻の今、外は”ひぐらし”のこえが賑やかな中で、広場では父ちゃんや兄ちゃん10人ほどが木製の長椅子に腰掛けて津波談義だ。
それぞれに間一髪の命拾いで”運がよかった!”である。
犠牲になった人々には、もっと早く、なぜ、の言葉がよぎるが結果”運”がなかった、としかかける言葉はない。
 残されたわれわれの義務=風化させない+しっかり生きる。
そして忘れない3.11!
しかし 4ヶ月ぶりの避難当初の写真をみると、もう忘れかけている! 猛省である。

外の深緑につつまれた臼澤の地、30度を超えた日中の気温も夕闇とともに涼風に変わり、なにごともなかったように穏やかである。

1 件のコメント:

  1. 伝承館の雰囲気も、私が伺ったときとはだいぶ変わったようですね。ブログの更新ありがとうございます。

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