2011年9月18日日曜日

三陸も秋祭り本番

9月に入り、各地で祭りの音が聞こえてくる。
しかし、いつもと違う響きである。
震災から半年が過ぎたが、だれも忘れたわけではない、浮かれているわけでもないが、生かされた人たちが力を合わせて何かに打ち込むことで何かが生まれるような気がする。
半年過ぎて実感がつよく持てるようになった。「犠牲になった方々の分まで生きた人間がやり遂げなければ・・・」
でも、まだ同じきもちになりきれない人たちもたくさんいる・・・・・やれる気になれたものからはじめようと決めた。

ドロの木の加工
鹿子踊りの準備は手数がかかる。9月はじめから”ドロの木”を削って、機械にいれて、カナガラづくり。一頭の頭につける数は約300枚。
今年の参加メンバーは半数と見込んで20頭分、6000枚を2週間で完成!


内陸部の遠野市からも震災以後、数々のご支援をいただき、秋祭りにもお招きいただいた。
恩返しの意味もこめ、目いっぱいお見せしようと5日前から練習し、17日の本番に臨んだ。
今年の遠野祭りのタイトルは「神々への祈り ”復興への願い”」であった。
あいにくの雨模様だったが、雨雲を吹き飛ばせ!の市長の激で、オープニングおよび郷土芸能パレードは無事終了も、直後から降り始めた雨が夕方には本降りとなり、本番の「神々の叫び、郷土芸能競演会」は、衣装、カナガラ、足元のワラジまで濡れてしまったが、参加者総勢35名の熱意は十分に伝えることが出来た。
たくさんの声援をいただいたし、なみだをながして感動してくれた。
遠野の皆さんありがとうございました。
午後8時20分、満ち足りた気持ちで遠野を後にした。

遠野市「郷土芸能競演会 神々の叫び」本部関前にて


さあ、今度は地元大槌だ! 小鎚神社境内のみでの例祭だが、サブタイトルは 「魂と供に!」 である。
思いっきり汗をながそう!。目に汗が入ったら素手で拭きながら。

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